『協会名鑑』編集部です。「社会を変える協会特集」第31回は、特定非営利活動法人として活動されている支援機器普及促進協会様を取材させていただきました!
Q. 支援機器普及促進協会は、どんな協会なのでしょうか?
障害者がICT機器を活用することで、QOL(Qouality of Life)を高めるための啓蒙普及活動を全国の支援学校や病院、療育施設などを中心に研修会、またインターネットでの情報発信を毎日行っております。
Q. 支援機器普及促進協会は、どのような想いやきっかけで設立されたのですか?
理事長である高松 崇の第3子が18番テトラソミーという希少な染色体異常の障害を持って生まれたことをきっかけに、障害者支援を研究しICTの活用が社会からあまりにも遅れている実態を見て、普及する必要性を感じてNPO法人を設立。社会が変われば障害者の壁を無くすことも、壁を低くすることも可能です。当事者が頑張るのではなく、周囲が努力することが当たり前になって欲しいと思います
Q. 支援機器普及促進協会は、普段どのような活動をされているのでしょうか?
全国の特別支援学校を中心に年間100回強の講演会、研究会を実施 また地元では当法人のメンバー(障害者)がパソコン設定やインターネット接続などを地元京都を中心にサポート 当事者の方でICTの得意な方をスタッフとして採用し、イベント毎に参加出来る人を募って協力してもらっています 現在の障害者の就労以外の社会参加を目指しています
Q. 最後に『協会名鑑』読者の皆様へメッセージがありましたらお聞かせください。
これまでの障害者支援といえば、可哀想などの善意や、訓練で社会に合わせることが当たり前でしたが、これからは社会が変われば彼らは訓練でなく社会参加が出来ると思います。障害者のそれぞれの良いところを見つけ社会参加、収入を得られるモデルを作りたいと思っています。そのためにも困っている部分をICTに助けてもらうことが彼らの自立に繋がるのではないかと思いますので、当法人の趣旨に賛同していただける方の応援を待っています。