『協会名鑑』編集部です。「社会を変える協会特集」第32回は、一般社団法人として活動されている日本ワーキング・ホリデー協会様を取材させていただきました!
Q. 日本ワーキング・ホリデー協会は、どんな協会なのでしょうか?
日本ワーキング・ホリデー協会は、ワーキング・ホリデー制度を支援し促進している、社会一般利益の公益を目的とする非営利団体です。日本政府・各国大使館との連携を取り、グローバル人材育成のため、一人でも多くの方にワーキングホリデービザを利用した留学を知ってもらうために、毎日無料セミナーを開催し、ビザ申請のサポートや語学学校のお申込み、現地に到着してからのサポートなど、様々なかたちで皆様のワーホリ&留学をサポートしております。
Q. 日本ワーキング・ホリデー協会は、どのような想いやきっかけで設立されたのですか?
1985年に厚生労働省の外郭団体として、公益社団法人日本ワーキングホリデー協会(以下、旧日本ワーキングホリデー協会)が設立されました。その後、大手航空会社も破綻してしまうほどの厳しい時代の変化について行けず、2010年に破産通告を受け、サービス提供が困難な状態となりました。この破産勧告を受けるまでの25年間に35万人以上のワーキングホリデービザ発給に貢献しておりました。
サービス中止後に、今後のワーキング・ホリデー制度継続に関する事、渡航サポート等についてのお問い合わせが集中し、希望者へ困惑を招いていたため、海外事情や海外留学に詳しく、公認会計士として海外で活躍していた現理事長を選任し、現在の一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会が設立されました。
現在の一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会は、旧日本ワーキングホリデー協会より商号及びそれに関する利益の一切を法的措置に則り譲渡されており、法的条件に沿ってサービス提供および運営を行っております。
Q. 日本ワーキング・ホリデー協会は、普段どのような活動をされているのでしょうか?
日本ワーキング・ホリデー協会は、ワーキング・ホリデー制度の普及と地位向上のため、渡航希望の日本人へのサポートとして、渡航準備や渡航国に関する情報提供を行っております。また来日外国人へお仕事の探し方などのご紹介を行っております。下記に当協会利用者へのサービスの一部を記載いたします。
・無料留学セミナー
・無料ワーキングホリデーセミナー
・出発前準備セミナー
・ビザ取得サポート
・海外情報提供
・個人面談カウンセリング
・帰国後の就職セミナー
・海外留学保険、並びにワーキングホリデー保険の紹介
・留学費用説明会
・ワーキングホリデー&留学ガイドブックの配布
・海外語学学校からのゲストを招いての留学フェア
・現地サポート
・各国大使館との協力、並びにビザへの改善請求
・留学&ワーキングホリデー経験者や来日外国人を対象とした人材紹介システムでの就職紹介
・ワーキング・ホリデー制度を利用して来日している外国人青年に対して、日本の生活に関する情報提供
Q. 最後に『協会名鑑』読者の皆様へメッセージがありましたらお聞かせください。
情報伝達が早い現代では、問題発見力や解決力、多様性を受け入れ対話できるコミュニケーション力を身に着けたグローバル人材が必要となります。
また、今後20年で現在ある仕事の半分がなくなると言われています。
日本国内では人口の減少も急速に進んでおり、ますますグローバル人材になにが求められているかを再確認しながら若者の教育を考えなければいけません。
ワーキング・ホリデー制度は日本の若者が協定国先で1年間(国によって2年間)留学しながら働く事ができる特別なビザです。このワーキングホリデービザを利用し海外へ渡航する日本人、来日する外国人の増加を促進し、両国間の相互理解や国際交流が今以上に盛んになるよう、グローバル人材育成のため日本ワーキング・ホリデー協会は活動しております。
私たち大人が次世代に残せることは教育だと信じてスタッフ一同、日々努力しております。