『協会名鑑』編集部です。「社会を変える協会特集」第5回は、一般社団法人として活動されている日本味覚協会様を取材させていただきました!
Q. 日本味覚協会は、どんな協会なのでしょうか?
一般社団法人日本味覚協会は、味覚に関する調査・研究及び普及活動を行っている団体です。
主な活動として、味覚診断、味覚セミナー等を開催しています。
また当協会では、食べるだけで自分の味覚が良いか、悪いかを知ることができるチョコレート「味覚検定チョコ」を開発・販売しています。食べ比べながら楽しく自分の味覚力(味覚偏差値)がチェックできます。
Q. 日本味覚協会は、どのような想いやきっかけで設立されたのですか?
あなたは、自分の味覚が良いか、悪いかを正しく認識できていますか?
健康診断で「視力検査」や「聴力検査」をしたことがある人は多いと思いますが、
「味覚検査」をしたことがある人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
確かに、自分の味覚力を知らなくても、基本的に不自由なく生きることができますし、 味覚が悪いが故に何でも「美味しい」と感じることは、ある意味幸せかもしれません。
しかし、多くの人が味覚に無関心になると、日本の食文化のレベルが低下してしまうのではないかと、私たちは懸念しています。
日本が「食べ物の美味しい国」であり続けるためには、味覚への関心を向上させることが必要不可欠ではないでしょうか。
さらに、味覚力を知ること、味覚を良くすることは、健康面でも非常に重要であると考えます。
より多くの人に、自分の味覚を知ってもらい、また味覚向上のお手伝いをさせて頂くことで、日本の食べ物が美味しくあり続け、さらには皆様の健康に貢献したい!
そのような思いから、当法人を設立致しました。
Q. 日本味覚協会は、普段どのような活動をされているのでしょうか?
日本味覚協会は、味覚に関する「調査・研究」と「普及活動」の2本柱で活動を進めています。
○調査・研究
味覚について、実際に食べ比べ、飲み比べ等の実験を行ったり、文献調査等を実施しています。
調査結果の一部は、当協会の姉妹サイト「味覚ステーション~世界一面白く食品・栄養・味覚を学べるサイト~」にて公開しています。
○普及活動
学校・自治体・企業等を対象に、味覚診断イベントや味覚セミナー(食育レクリエーション)等を実施しています。
また、食べるだけで自分の味覚をチェックできる「味覚検定チョコ」を開発・販売しています。
※2018年1月31日~2月14日に日本橋三越本店にて開催されたバレンタインフェア『スイーツコレクション2018』にて「味覚検定チョコ」を販売させていただきました。非常に多くの方にご興味をお持ちいただき、大変嬉しく思います。ありがとうございました。
Q. 最後に『協会名鑑』読者の皆様へメッセージがありましたらお聞かせください。
日本味覚協会では、まずは皆様に「味覚」について少しでも興味を持っていただきたいと考えています。
当協会が運営するサイト「味覚ステーション~世界一面白く食品・栄養・味覚を学べるサイト~」を読むと、楽しみながら味覚について学ぶことができます。是非一度ご覧いただけますと幸いです。