『協会名鑑』編集部です。「社会を変える協会特集」第21回は、特定非営利活動法人として活動されている日本レトロゲーム協会様を取材させていただきました!
Q. 日本レトロゲーム協会は、どんな協会なのでしょうか?
日本のゲームの歴史を保存、記録し、次の世代、世界中の人々に伝え,残していく活動を行っています。
Q. 日本レトロゲーム協会は、どのような想いやきっかけで設立されたのですか?
創設者 理事長 石井 豊は1997年頃、廃棄されていく大量のレトロゲームをゴミ捨て場で発見。これは非常にもったいないと思い、廃品回収業の方々に声をかけ、当時はまだ誰もしてなかった「廃品回収業者からゲーム機器の専門買取」を始めました。
当時はプレステ、セガサターン等の次世代機ブーム真っ只中で、レトロゲームへの関心が薄れてた時期でもあり、レトロゲームが大量に廃棄されていた時代でした。当時、競合相手も無かった為、すぐに業者間で広まり、様々なゲーム関連品が大量に集まりました。タイミングも良く、まだインターネット、ヤフオク等も普及していなかったのも大きな要因でした。
そんな中、珍しい品や貴重な品々を手にする機会も多く、これは後世、次の世代に残さなくてはと思い、大事な品々は極力売らずに保管し、2011年より「日本レトロゲーム協会」を立ち上げ、現在に至ります。
Q. 日本レトロゲーム協会は、普段どのような活動をされているのでしょうか?
ドイツ「コンピューターゲーム博物館」「ポング博物館」、ニュージーランド 「Tech vana コンピュータ博物館」、台湾の第一人者である王大衛氏などと相互寄贈や交流、実際に国内外の有識者やゲーム愛好家を協会にお招きしての交流や、定例会にて様々なレトロゲーム関連資料を持ち寄っての勉強会、レトロゲーム機、レトロPCのパワーアップや修理方法の研究を有志の方々と随時行っています。
2017年では9月 大阪阪南市にて「レトロゲーム資料展示会」12月には「あなたの自慢の品 持寄り交流会」を実施。述べ500人近い方々にお越し頂き、色々な意見も頂きました。
最近では立命館大学からの依頼で理事長講演会や、毎日新聞、MBSラジオ出演等で活動内容を紹介させて頂きました。
現在の目標は、2020年オリンピック需要に向けて、国内外に広くゲーム歴史文化を紹介出来るように、大阪日本橋に期間限定での「レトロゲーム資料博物館」の実現を目指しています。
Q. 最後に『協会名鑑』読者の皆様へメッセージがありましたらお聞かせください。
現在、レトロゲーム資料博物館実現に向けて、スポンサー、投資家等、協力して頂ける方々を大募集中です。 興味持たれましたら、是非気軽にお問い合わせ下さい。