日本ガレノス協会

『協会名鑑』編集部です。「社会を変える協会特集」第22回は、特定非営利活動法人として活動されている日本ガレノス協会様を取材させていただきました!

Q. 日本ガレノス協会は、どんな協会なのでしょうか?

市民や企業が医学の底辺となる哲学や医学・薬学・栄養学・食の歴史を学ぶことで、それが今の医療に繋がり、どのように整合性を作っているかを学ぶことで、より健康で幸せな生活を手に入れることが可能になります。医学科学の原点であるベルガマ市との交流をすることで、さらに健康医療都市へ発展を可能にして、多くの知見を得ていくことが考えられます。この二国の健康向上と幸福の共有の為に、啓発・普及・交流を行うことで、いずれは世界の人々の健康と幸福に寄与できると考えます。

Q. 日本ガレノス協会は、どのような想いやきっかけで設立されたのですか?

2011年より、私は年に数回ベルガマ市を訪れ、市民や市長との交流を通して、現地の文化や地域社会の現状に触れ、個人的な活動をしてきました。しかし、一人の微々たる力では偉大なガレノス文化を広く世界に周知して、自己治癒能力を啓発する健康法や健康観を文化として根付かせるという活動目的は達成できないことが、日本人の良識レベルでの努力では普及出来ないことを様々な体験の中で味合わされ、個人や企業が単独で行えるものでないことを思い知らされました。そこで、発想を一から見直し、活動の核となる特定非営利活動法人日本ガレノス協会を創設して、ガレノス文化の周知普及による健康社会創造プロジェクトの趣旨をネット等を活用して広く社会に問い、相互に学習する機会を開催して、趣旨に賛同して活動に参加してくださる方々を募り、組織された団体からの提言.提案として国や行政や企業へ働きかけ、ガレノス文化を核とする未来の健康都市社会を創成する。その為の第一の布石として、特定非営利活動法人設立する事に至りました。

Q. 日本ガレノス協会は、普段どのような活動をされているのでしょうか?

1)勉強会 3回予定 2)日本の伝統医療と世界の伝統医療 3)ベルガマでの日本ガレノス協会現地事務所およびスタッフ拡充 ​4)ベルガマ市での国際カンファレンスの開催の準備 ​5)書籍の作成などをしています。2016年はベルガマ市長一行を群馬県前橋市に招待して市民交流事業、2018年2月は東京にて「ガレノスを知る」イベント,同3月は日本の伝統医療の鍼灸をトルコに紹介、普及し市民交流もするという事業をいたしました。直近の目標がベルガマ市にベルガマ市が作ると約束した「ガレノス薬草園」「医学史博物館」の完成に向けて人々を盛り上げることを人的な方法で解決をしようとしています。

Q. 最後に『協会名鑑』読者の皆様へメッセージがありましたらお聞かせください。

WHOの勧告のように伝統医療を使って健康を普及させたほうが簡単でもあり、かつ医療費削減につながるということから世界の国々は方針を転換しつつあります。日本もトルコも、150年前、100年前に近代化に伴い伝統医学を捨てて西洋医学を選択した国です。そのため伝統医学が禁止されて先祖からの健康の知恵が消えてしまいました。トルコはこの数年で大きく方針を変え、世界中の伝統医療を学び吸収しようとしています。しかしながらトルコ生まれのガレノスの偉業を掘り起こせずにいます。ガレノスの書物は失われたものもあり、長く健康や医療の基盤になってきましたが、多くのものが未翻訳であり読まれてはいません。このようなことを解決できたらと思います。

ホームページを見る

社会を変える協会特集

  1. インフォメーションギャップバスター

  2. ひょうご県防災教育振興協会

  3. 日本漢字習熟度検定協会

  4. 日本行動障害支援協会

  5. 日本スポーツ吹矢協会

  6. 日本羊毛フェルトクラフト協会

  7. ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)

  8. 日本アーティスト協会

  9. 日本動物病院協会

  10. 日本セラピスト普及協会

  11. ラーニングスキルマイスター協会

  12. 保護中: ファッションコンサルティング協会

  13. 支援機器普及促進協会

  14. ゲーム保存協会

  15. とちぎアニマルセラピー協会