国際ボランティア学生協会(IVUSA)

『協会名鑑』編集部です。「社会を変える協会特集」第2回は、特定非営利活動法人として活動されている国際ボランティア学生協会様を取材させていただきました!

Q. 国際ボランティア学生協会(IVUSA)は、どんな協会なのでしょうか?

1993年に設立された学生中心のNPO。「熱意は人を動かし、社会を動かす」をモットーに、国際協力、環境保護、地域活性化、災害救援、子どもの教育支援等の分野で事業を実施しています。また、活動に参加する学生向けに応急救命をはじめとする様々な研修を行っています。現在、約90大学4,100人の大学生が所属。関東・関西を中心に31の支部(クラブ)を持ち、地域に根差した様々なボランティア活動を進めています。

Q. 国際ボランティア学生協会(IVUSA)は、どのような想いやきっかけで設立されたのですか?

1992年の国士舘大学の「夢企画」という学生を応援する企画から始りました。当時、大学受験人口(18才人口)がピークを迎え、熾烈な受験戦争の中、多くの学生が挫折感を味わい、しらけた雰囲気が覆っていました。
そこで、学生たちが、創造力を活かし、夢を組み立て実行する。そんな「勇気」と「冒険心」と「遊び心」を持った夢を募集し、実現性、独創性、意気込みを含めて大学が審査し、その実行を大学がサポートするという試みが行われたわけです。
学生の「夢」は様々な分野にわたっていましたが、中でも社会に貢献したいという企画が多くありました。その中の「途上国で学校を作りたい」「多摩川を潜って清掃したい」「北海道南西沖地震に災害ボランティアに行きたい」などに参加した学生たちの、「今後も活動をしたい!」という熱意で、IVUSAは組織化されました。

Q. 国際ボランティア学生協会(IVUSA)は、普段どのような活動をされているのでしょうか?

「共に生きる社会」をビジョンに掲げ、学生の熱意や行動力を活かし、途上国での教育支援・コミュニティ開発、外来種駆除や海岸清掃、地域のお祭り・イベントの運営、東日本大震災や熊本地震、水害などの普及・復興活動、生活困窮家庭の子どもの学習支援・児童養護施設の子どもとの交流プログラムなど様々な事業を実施しています。
そして、社会的課題解決のための事業の持続可能性を担保するために、単なるボランティア頼みではないビジネスモデルの確立を目指しています。
また、事業や組織の運営は学生中心で進めているため、マネジメントや活動時の応急救命・リスク対応を学ぶ研修、キャリアサポート等を行うことで、社会に必要とされる人材の育成を目指します。その中でも特に、多様な文化・セクター・世代の人たちと交流する経験の場を提供することを重視しています。

Q. 最後に『協会名鑑』読者の皆様へメッセージがありましたらお聞かせください。

IVUSAは1993年の設立当初から、学生たちが社会の問題に対し真摯に向き合い、自分たちに出来ることを考え、学生らしい若さとパワーで活動してきました。
現在も、90大学4,100名の会員が、自分たちの生きる社会の問題に挑戦し続けています。
このような活動が続けられているのも、学生たちの熱意だけでなく、多方面の方々からのご支援があってのことです。
ぜひ、IVUSAの活動を知っていただき、ご支援・ご協力を賜れば幸いです。
もちろん、ボランティアとして活動に参加していただくのも大歓迎です。

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