当協会は首都東京にふさわしい緑豊かな美しいまちづくりに寄与するため、業界が培ってきた経験、技術、技能をフルに活用し、都市のみどりを創り、守り、緑化思想を普及する各種事業に寄与することを主な目的として昭和50年に設立しました。以来、都市の緑化が時代の変化に色濃く影響を受ける中で、当協会はその時々に応じて様々な活動を行ってまいりました。そして平成23年度からは中小造園建設業の健全かつ更なる発展のために、一般社団法人に移行し、特に都内全域を対象とした社会貢献事業等の公益的活動の活性化を進め、造園業の信頼と存在感の向上に力を入れております。
さて、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催の決定は、スポーツ関係者だけでなくオリンピック環境を取り巻く多方面の分野に大きな影響と期待感をもたらしました。中でも競技の行われる会場の整備や海外から来訪するお客様へのハード・ソフトの「おもてなし」のあり方は、開催の成否を左右する重要なポイントになりましょう。
緑や景観は、2020東京オリンピック・パラリンピックにふさわしい質の高い空間を創出するだけでなく、内外からのお客様を安らぎや心地よさという特別な「おもてなし」で迎えることができます。
当協会は、首都東京にふさわしい緑豊かな美しいまちづくりを、設立以来変わらぬ目標として努力してまいりましたが、このたびのオリンピック開催への準備を新たな起点として、伝統造園技術のみならず、あらゆる都市空間の緑化保全技術を駆使し、多様で高いレベルの役割に応えられるよう、会員あげて尽力してまいります。皆様方の格別のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
出典:東京都造園緑化業協会