日本畜産副産物協会

 家畜をと畜処理して食肉を生産する過程では必ず内臓、骨、皮それに余分な脂肪などの副産物が派生します。こうしたものを総称して畜産副産物と呼んでいます。
こうしたものはうまく利用すると、調理の工夫によっては食肉以上のおいしい食材になったり、また、うまく加工・処理することによって貴重な動物質飼料として配合飼料の原料となります。また、肥料やその他の工業原料としても活用されています。皮は鞣して様々な衣料、靴、バック類などの皮革製品として余すところなく利用されております。
 これら畜産副産物を取り扱う業界は大きく分けて3つの業種に分かれています。ひとつは内臓を食用として処理・加工して販売する畜産副生物業、2つめは鞣す前の家畜から剥いだ皮(原皮と言います)を塩蔵など保存・流通できるように処理して鞣し業者へ販売する原皮業、そして3つめは食用として販売しない余分の内臓、脂肪、骨などを一括して加熱溶出し、脂肪分とその他の固形分とに分離精製し、前者を動物性油脂として食用、飼料用もしくは工業用などに、後者を肉骨粉などとして飼料用、肥料用などに販売するレンダリング業(化製業)です。
我が国に畜産が盛んになるとともに、畜産の最終段階で生み出される畜産の副産物をいかなる場合にあっても、余すところなく有用な資源に再生させるという我が国の畜産にとってなくてはならない静脈産業として食肉業界とともに歩み、発展して参りました。
 かっては、こうした3つの業態それぞれが独立した組織として、それぞれ(社)日本畜産副生物協会、(社)全国原皮協会及び日本レンダリング工業組合連合会として活動しておりました。しかしながら、我が国の畜産生産が従来のような増加傾向から漸減傾向に移行するにつれ、多くの課題が顕在化してきたことなどを踏まえ、平成11年にこれら3団体が、畜産副産物を有効利用することによって、畜産の発展はもとより、幅広く国民生活の向上に寄与することを主たる目的とする(社)日本畜産副産物協会として大同団結しました。
 さらに、平成25年度からは、新公益法人制度に基づく一般社団法人日本畜産副産物協会として新たなスタートを切ったところです。
 平成25年4月1日現在の会員数は、副生物部門78社、原皮部門32社、レンダリング部門72社、3組合(21社)であり、我が国における当業界唯一の全国団体として協会の設立目的に沿った活動を積極的に展開しています。

出典:日本畜産副産物協会

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