ラグビーリーグ(13人制ラグビー)は、北半球、南半球の国々を合わせて30ヶ国以上もの国で親しまれている国際的なスポーツである。日本での知名度はまだ低いが、オーストラリアなどでは国内で最も人気のあるスポーツとして知られている。そのゲーム自体は、プレイしても、観戦してもいずれもエキサイティングに楽しめるスポーツである。一言で言うなら“ラグビーユニオン(花園や早明戦で有名な15人制ラグビー)とアメリカンフットボールとを足して2で割ったようなスポーツ”といった感じだ。キック、スクラムが少なく、基本的に‘攻撃側はトライを狙って敵陣に攻め込んで’、‘守備側はタックルでボールキャリアを止める’というのがベースになっている。従ってルールを知らずに見ても単純明快なので実に解りやすい。
現在ラグビーリーグのプロ組織は2つ存在する。ひとつはオーストラリア・ニュージーランドを拠点とするプロチームで構成されるNRL(the National Rugby League)。もうひとつがイングランド・フランス・スコットランド・アイルランド・ウェールズを拠点にするプロチームで構成されるRFL(the Rugby Football League)。両組織とも100年以上の歴史があり、各プロチームの試合では常に1試合3万人以上の集客がある。そして、両プロリーグのグランドファイナル(優勝決定戦)や強豪国同士の国際試合になると実に10万人近くの観衆を集めている。
出典:日本ラグビーリーグ協会