蔵王の冬のシンボル=「樹氷」を作るアオモリトドマツの立ち枯れが深刻化する中、再生に役立ててもらおうと山形市観光協会など3団体が県に寄付金を贈りました。
「樹氷」を形成するアオモリトドマツは、害虫被害による立ち枯れが深刻で、地蔵山頂付近ではおよそ16ヘクタールの被害が確認されています。
こうした中、2023年3月には官民一体で樹氷の景観の復活を目指す「樹氷復活県民会議」が設立されています。
6月7日、この会議の構成団体でもある山形市観光協会、蔵王温泉観光協会、上山市観光物産協会の3団体が地元の人や観光客などから集めた寄付金100万円を県に贈りました。
これに対し吉村知事は「樹氷は県だけでなく、日本全国、世界の財産。樹氷復活に向け力をあわせて全力で取り組んでいきたい」とこたえていました。
【山形市観光協会 平井康博 会長】
「自分の子供、それから孫、その次の世代まで受け継いでいく、そういう風な地道な活動が必要だなと思ってます」
この寄付金は「樹氷復活県民会議」の活動に充てられます。
【山形テレビニュース】
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